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    PHOTO:傍島利浩
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木名瀬佳世建築研究室

対話を通して、クライアントの考えるライフスタイル、敷地のもつ空気に合うかたち、空間を引き出し、提案していきます。完成した時が一番美しいのではなく、時の流れを建物とともに楽しめる空間を目指しています。


住所: 神奈川県横浜市中区元町1-11-1-4F モトマチポート内

TEL : 045-262-8016
E-mail :info@kkal.jp
URL : https://www.kkal.jp/

作品集

物件

■ 東北沢の家

閑静な住宅地に佇む小さな住まい。1階は日当たりの良い庭に面したサロンとダイニングキッチン、2階はリビング・寝室などを配したプライベートゾーンとなっている。
温熱環境の良い住まいと意匠性などのバランスを取るべく、ディスカション重ねながらプランを固めていった。容積が小さければ環境性能は上がりやすいので、できるだけコンパクトにまとめたり無駄な窓を無くす工夫をしていった。(Ua値=0.31、Q値=0.86、C値=0.34)
外壁のガルバリウム鋼板は4色を組み合わせ、光の加減や時間によって見え方が異なり、移り変わりを楽しむことができる。

 

PHOTO:傍島利浩

■ 鉾田の曲家

さつまいも畑に囲まれた農村集落にある平家の住まい。田の字...

■ パティオのある家

1988年に建てられたRC住宅のリノベーション。建築家によって...

■ 見川の家

敷地の中の1mの段差を生かした、スキップフロアの住宅。回遊...

■ 川崎の家

区画分譲地の一角に建つ静かな住まい。コンパクトな敷地を生...

■ 横浜の家

切り通しの上に建つ小さな住まい。隣地には豊かな緑があり、...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 屋外のような屋内、屋内のような屋外。外を感じられる多目的空間を創る。

私は家を設計するときに、外や自然と断絶したような建物ではなく、屋外を感じられる空間を設けることが多いです。『見川の家』では半戸外のテラスを創りました。庭に面した縁側として使え、ガラスを閉じて屋内のサンルームとして使うこともできます。『鉾田の家』では大きな縁側を設け、ガラス戸を閉じれば広々としたLDKの一部、さらにLDKとの間の障子を閉めれば洗濯物を干すサンルームとして使える構造にしました。この地域は畑が多く強風で土埃がつきやすいため、室内干しスペースが必要で、冬場の気温の低さを考えてもベランダよりも使いやすいと考えました。『高萩の家』は施主の方の希望もあり、2階に広々と開けたテラスを設けています。この家は海に近く、景色を見ながらテラスで魚を焼くような暮らし方をしたいという意向を受けてかなりオープンな空間になっています。ただ海水浴シーズンなど、人通りが多い時期もあるので完全に屋外ではなく、ガラス戸を閉じると屋内となる作りにしました。このように多目的に使える半屋外の空間を家のどこかに持つことで、外の空間が持つ豊かさと屋内の快適さを楽しめる家になるかと思います。

■ ランドリールーム兼サンルーム、多目的に使える居心地の良い空間づくり

洗濯をして洗濯物を干し、アイロンをかける、そんな作業を一...