西新小岩T邸

  • ダイニングから伸びる大階段から見たリビングとテラス。  ランダムに配した小窓から光が差し込む。浅いニッチには間接照明を仕込んだ。 /Photo by 北嶋俊治

  • 玄関ホールから階段を上るとダイニング・キッチンが現れる。ダイニングを高床にして、2階のリビングとの一体感を生み出している。 /Photo by 北嶋俊治

  • ガルバリウム鋼板張りのシャープな外観。外から内部の様子を覗くことはできないようになっている。 /Photo by 北嶋俊治

  • 引き戸を開け放てば、リビングとテラスがひと続きに。子どもたちが走り回ってのびのびと遊ぶ。

  • 最大天井高5m超えの大空間。 玄関ホール、キッチン、ダイニング、リビングと子供部屋をレベル差をつけて繋いだ。 /Photo by 北嶋俊治

  • ダイニングは天井高5mの開放的な空間。ダイニングの頭上には吹抜に面して3つの子供部屋が並ぶ。 /Photo by 北嶋俊治

作品紹介

三方を中層階のマンションに囲まれた場所に建つ家。外部からの視線をカットしつつ、内部には開放感のある住まいが求められた。

 

建て主と設計者に共通する好きな建築家、アルヴァ・アアルトとカルロ・スカルパ。

 

彼らの空間やデザインからインスパイアされた精緻でダイナミックな住まいを目指した。南北に細長い土地に建てたのは、シンプルな箱型の家。

内部には、最大天井高が5mを超える吹き抜けの大空間が広がる。玄関ホールからダイニングキッチン、ダイニングからリビングに至るまでを階段でつなぎ、空間を緩やかに区分しつつも、住まい全体に一体感をもたらした。ダイニングからリビングへと続く大階段は腰かけて寛げるリビングの一部のような存在で、空間を、そして家族を結ぶ場所となっている。どこに居ても家族の気配を感じながら、それぞれが居場所を選んで思い思いの時間を過ごす。ほどよい距離感で家族を繋ぐ、大らかな住まいが完成した。

建築前の土地

作品データ

所在地: 東京都 葛飾区

土地面積: 131.89㎡

延床面積: 77.87㎡

土地の形状: 旗ざお地

施工会社: 株式会社 岡庭

作品集

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