顧客第一主義が革新を生むMiele(ミーレ)/家電・キッチン機器

@Photo by Fumiko Mishima

生活に寄り添い、暮らしの質を高めてきたMieleの歴史

19世紀の終わりごろ、ヨーロッパの農家では、バター製造や料理に使うためミルク成分を分ける攪拌器や分離器が必需品でした。

1899年、Miele創業と同時に発売したクリーム分離器やバター撹拌器は、当時すでに30以上の競合他社が販売していましたが、Miele製品は品質と性能の高さで群を抜いており、あっという間に大人気商品となりました。

以来120年、洗濯機や掃除機・食洗機・調理機器・・・Mieleの歴史は高品質・高性能の製品で家事の負担を軽減すると同時に暮らしの質を高めてきた歴史でもありました。

右:1930年代の木製洗濯機 

中:1950年代の掃除機

左:1960年代初期の食洗機

@Photo by Fumiko Mishima

Miele キャニスター掃除機 現行ラインナップ

@Photo by Fumiko Mishima

革新を生み出す経営体制

Mieleは創業時から現在に至るまで、共同創業者であるミーレ家とツィンカン家によるオーナー経営を続けています。

「だからこそMieleは革新を続けられるのです」ミーレ・ジャパン広報のトロストマン倫代氏はそう語ります。「株主から短期的な利益追求を要求されることがなく顧客だけを見ることができますし、長期的な研究開発にも取り組めます。この経営体制こそが常に革新を続ける大きな原動力になっているのです。」

 

「神は細部に宿る」と言ったのはドイツの建築家、ミース・ファン・デル・ローエ。

高さを微妙に調整できる食洗機のカトラリートレイや重いものを入れても極めてスムーズに作動するレール・シルクやストッキングなど繊細な衣類が絡まないハニカム構造の洗濯機ドラム・持ちやすさを追求した調理機器の取っ手等々、消費者が気づかないような部分にまで神経を行き渡らせた「小さな革新」が随所に施されているのがMieleの特長です。

 

これも、ドイツが誇るマイスター魂を継承するべく、経営陣の「お客様の声を細部に至るまで反映させ、より良い製品を提供すべく改善に努める」という創業期からの想いを徹底させてきたからでしょう。

 

Mieleを100年以上にわたって運営しているミーレ・ツィンカン両家の共同創業者

製造風景@ドイツ・ビーレフェルト工場

20年使用を前提としたモノ作り

Mieleの愛用者は「機能的にもデザイン的にも長く使えるのが素晴らしい」と言います。

 

実際、Mieleの家電製品は20年間の使用を前提に作られています。

 

洗濯機や食洗機の構造体から金具の一つ一つに至るまで自社工場で徹底的に検査されていますし、評判の高い製品デザインは、社内デザイナーによって「時代に左右されることなく、キッチンや他の機器はもちろんインテリア全体とも調和する」ことをめざして設計されています。部品も長期在庫しており、製品に精通した自社養成のサービスパーソンや、定期的にMieleでトレーニングを受けているサービス店によるアフターメンテナンス体制の充実もMiele製品への高い信頼感を支えています。

家電でありながら「買い替え・使い捨て」ではない、親から子へ世代を超えて受け継いでいくものとして長く愛されているのです。

食洗機(幅60センチ)@高さや幅を自由自在に変えられるので、どんな形状の調理器具・食器も楽に格納。ストレスフリーの食器洗いが時間のゆとりを生む。

@Photo by Fumiko Mishima

オーブンのハンドル@細部にまでこだわった精密なディテール。フロントはフルフラット、内側に誘いこむ滑らかなカーブが、指をかけたときしっくりと手に馴染み気持ちの良い掴み心地を実現(ハイエンドモデル)。

@Photo by Fumiko Mishima

オーブンの素晴らしさを知ってほしい

Mieleが日本で力を入れていることの一つは「オーブンのある暮らしの便利さ・素晴らしさを伝えること」です。

 

オーブンというと「パーティやクリスマスなど特別な料理をする時に使うものでは?」という印象を持っている人がまだまだ多いのですが、「日常の調理でこそ使って頂きたい製品(トロストマン氏)」というのがMieleの想い。

 

Mieleのオーブンは多機能で1つで何役もこなせる優等生。実はオーブンさえあれば、買う必要のない調理器具が沢山あるのです。

ドイツの文化では、基本的な調理の他にも食器を温めたり保温をしたりと気楽に何にでもオーブンを使います。日本の家庭でも、パンを焼く・お肉を焼くことはもちろん、豚汁を作ったりご飯を炊く・煮る・蒸す等々、オーブンの固定概念を超えた調理が可能です。

火にかけたお鍋の前から離れられないキッチンライフはもう卒業。お鍋をオーブンに入れてスイッチを押すだけで、Mieleオーブンによる完璧な火入れによって放っておいても美味しい料理が出来上がり、料理をしながらもその間はフリー。他の家事に時間をあてたり、子供の勉強を見る・趣味など自分の時間に使う・・・などの自由時間が生まれます。

さまざまな器具を買い揃えることなくキッチン周りのインテリアをスッキリとさせ、時間にも余裕が生まれる、そんな良いことづくめのスペシャル空間を叶えてくれるのです。

 

またMieleのオーブンには驚くほど繊細な仕掛けがたくさん。調理の際のにおいさえ操ることができるのです。(H6890/H6860に搭載)

例えばお魚を焼く時はにおいを抑制する機能を使って部屋中ににおいが漏れないようにしたり、反対に、お菓子を焼く時や食欲をそそる香りが出る料理の際は抑制機能をオフにしてお部屋に漂わせるようにすることも可能。魔法のようなMieleのオーブンが、きっとあなたの食卓時間を変えてくれるでしょう。

家事負担を軽減し、ライフスタイルを変え得るアイテムがオーブンだと言えるかも知れません。

オーブン料理の魅力・楽しさを伝えるMieleの広報誌・Miele Oven Stories

商品ではなく、豊かなライフスタイルを提案する

創業以来変わらないMieleの企業理念は「常により良いものを(Immer Besser)」

 

これは、単に優れた製品を創り出すことをめざしているのではありません。

 

より良い製品を提供することによって家事負担を軽減し、家庭でも最高の料理を手軽に味わえる環境を届ける・・・結果として、ゆとりのある豊かな暮らしを消費者に体現してもらうことこそがMieleの目標なのです。

 

こうした姿勢が認められて、ドイツ国民が選ぶ「ベストブランド2017」にて最高の国際企業ブランド「トップ10」に、「ベストブランド2018」にてヨーロッパ最高の企業ブランド「トップ10」に選出されるなど世界屈指のブランドとして認められているMieleですが、昔も今も「顧客に寄り添い、豊かなライフスタイルを提案する商品」というスタンスが変わることはありません。

 

Miele製品が20年後にも変わらぬ価値を提供し続けているように。

Miele@Miele Experience Center 表参道

耐久テスト風景@ドイツ・ギュータースロー工場

取材後記

東京・表参道にあるMiele Experience Center表参道は隈研吾 建築都市設計事務所の内装設計で随所に木材が使われた素敵な建物です。

素敵な建物の中にあるMiele製品も素敵なインテリアにマッチしていて、主婦がMieleに憧れる気持ちが分かるような気がしました。 

(取材:三島・森本・上野)

私が推薦します

建築家 関本竜太

冷蔵庫のないキッチンがないように、今や我々の設計でも食洗機を設置しない計画はありません。弊社が設計で採用する食洗機には国産のものもありますが、できれば海外製品、それもMieleの食洗機を強くお勧めしています。

海外製品を推奨する理由としては、まず容量が大きいこと。海外製品は給排水スペースが食洗機の直下ではなく脇にあるため、食洗機の食器収容スペースを床付近まで取ることができます。幅は国産品と同じでも、その収容量は比較にならないほど大きいのです。そのため食器のみならず、鍋やフライパンなどなんでも放り込んで洗うことができるというのは大きなメリットです。

また中でもMieleはその作りが堅牢で、細部のパーツに至るまでステンレスを使用するなど、長期の使用にも耐えられるような設計になっています。またその販売体制に至っては、Mieleは本社直轄の子会社(ミーレ・ジャパン)を国内に据えていますので、他の輸入製品にありがちな、輸入代理店が撤退してしまってパーツが手に入らなくなってしまうというようなこともありません。長期的展望に基づいて運営されているMieleは、将来においても安定した製品供給や高い品質管理が実現されていくでしょう。

私は自宅でもMieleを愛用しています。先日機器を入れ換えましたが、次に入れ替えたのもやはりMieleのものでした。今後も食洗機はMieleを推奨させて頂きたいと思います。

 

リオタデザイン

https://www.pla-navi.com/architects/office/437/