建築金物の匠企業株式会社ウエスト/デザイン建築金物

鍛え抜かれた「品質」「開発力」そして「デザイン」

1933年(昭和8年)に「西製作所」として大阪で創業したウエスト。

当初は建築金具に加えて船舶金具も製造しており、第二次大戦中は軍艦で使用される金具や鍵などを供給する軍需工場にも指定されていました。

 

船舶用金具は、揺れる船内での激しい使用や海水による錆などの厳しい条件に耐えるため、極めて高い品質が要求されます。

ここで鍛えられたことが、戦後に建築金具専業として歩み始めた際に「高品質の製品を作る会社」としての評価を確立することになりました。

 

建築金具専業となったウエストには、建築需要が旺盛になった高度成長期に数多くの競合他社が挑んでくるようになります。

 

そんな中で2代目は、60年代には引戸自動開閉装置、70年代には電気錠、80年代にはワンアクションで開閉可能な「プッシュプルロック錠」など斬新な製品を次々と開発して業界の注目を集めます。

 

その確かな品質と開発力の高さに注目した大手企業からOEMの依頼も数多く来るようになり、大手企業ならではの厳しい要求に応えることでウエストの技術力はますます磨かれていきました。

創業当時の風景(西淀川今昔写真集より)

ウエストを変えたオリジナル開発

OEMの依頼が増える一方で、独自のオリジナル製品の創出を課題としていたウエストは、三代目で現社長の西康雄氏が「これからの建築アイテムは機能に加えて感性も重視されようになるはず。品質にもデザインにもこだわった製品を創ろう」という方針を立てて、優れたデザインと高品質を融合した「Agahoシリーズ」を1992年に誕生させると、これが大ヒットとなります。

 

優れたデザインが注目されることの多いAgahoシリーズですが、徹底的に吟味されたアルミ素材を使用し、熟練職人の手による精緻な磨き工程を加えることで「本物にしか出せない高い質感」を実現しており、高品質と優れたデザインのコラボが実現されていることが大ヒットシリーズとなった大きな理由だと言えるでしょう。

 

「Agahoシリーズ」の誕生を機に徹底してデザインにこだわるようになったウエストですが、原則として有名デザイナーを起用することはしていません。

「有名デザイナーだとNGを出しづらいですよね。企業としての方向性を守ると同時に、品質に影響を与えるようなデザインは採用できないこともあって、あくまでも我々が主導権を持ちながら優れたデザインを提案してもらうようにしています(西社長)」

 

デザイナーに対しては「10年・20年経っても古さを感じさせない普遍的で洗練されたデザインの製品を創る」というコンセプトも徹底されており、事実Agahoシリーズは、発表から四半世紀を経た今も基本デザインはまったく変わっていないのです。

 

「洗練されつつも普遍的なデザインと優れた品質・・・まるでドイツ製品のようだ」と評する建築家が多いのも肯けます。

 

Agahoシリーズの誕生を契機として会社のロゴやショールームデザインなども統一されていくことになり、数々のオリジナル製品が世界的なデザイン賞を次々と受賞したこともあって、ウエストは「大阪の優れた金具メーカー」から「日本を代表する金具メーカー」へと変身を遂げたのです。

「機能最優先」+「高感度デザイン」の徹底

デザイン界のオスカーとも言われ、世界で最も権威あるデザイン賞の一つである「ifデザイン賞」を受賞したディンプルキーは、1/100mmという超精密な加工精度(ちなみに人の目で識別できるのは20/100mm程度まで)を誇り、さらにピッキングやドリル破壊にも耐え得る堅牢性を兼ね備えています。

鍵部分でアクセントになっている3つの穴は、似たような鍵を重ねて持っていてもキーリングに通す穴を変えることで簡単に識別できる仕組みとして作られたものです。

 

「建築の中で最も激しく使用されるのが建築金具。それだけに優れた機能性と耐久性を備えていることは基本中の基本であり、それが最優先です。その上で、優れた機能美を演出するデザインを採用して、使う人の感性にも訴えかけたいのです(西社長)」

 

こうした優れた技術力と高いデザイン性の融合こそがウエスト建築金具の真骨頂と言えるでしょう。

次の100年に向けて

デザイン界のオスカーとも言われ、世界で最も権威あるデザイン賞の一つである「ifデザイン賞」を受賞したディンプルキーは、1/100mmという超精密な加工精度(ちなみに人の目で識別できるのは20/100mm程度まで)を誇り、さらにピッキングやドリル破壊にも耐え得る堅牢性を兼ね備えています。

鍵部分でアクセントになっている3つの穴は、似たような鍵を重ねて持っていてもキーリングに通す穴を変えることで簡単に識別できる仕組みとして作られたものです。

「建築の中で最も激しく使用されるのが建築金具。それだけに優れた機能性と耐久性を備えていることは基本中の基本であり、それが最優先です。その上で、優れた機能美を演出するデザインを採用して、使う人の感性にも訴えかけたいのです(西社長)」

こうした優れた技術力と高いデザイン性の融合こそがウエスト建築金具の真骨頂と言えるでしょう。

「神は細部に宿る」と言ったのは建築家のミース・ファンデルローエ。

西社長は「ドアハンドルや鍵などの建築金具は、目立ちはしませんがそこに優れた機能性と高いデザイン性を有する製品が使われていると建築全体が引き締まります。住宅を建てる際には、ぜひ建築金具にもこだわって頂きたいですね」と語ります。

建築家やデザイナーに評価の高いウエストの金具が、日本のみならず世界の建築にもっともっと採用される日をめざして・・・ウエストの次なる100年計画が進行しています。

 

株式会社ウエスト

https://west-lock.co.jp/

取材後記

表参道にあるウエストのショールームは、洗練されたデザインが印象的。

かつては西製作所と言われた建築金物の会社が世界のデザイン賞を取るまでになった歴史に思いをはせました。 (取材:上野)

 

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