トップライトの先駆者日本ベルックス/天窓(トップライト)

北欧だから生まれた「自然をインテリアに取り入れる発想」

日本でも人気のある北欧デザイン。

冬の長い北欧は自宅で快適に長時間過ごすためのインテリアが発達してきました。

長い時間を共に過ごすからこそ、決して主張しすぎることなくいつまで見ていても飽きのこない洗練されたデザインが特徴でもあります。

 

そんな北欧デンマークで、自然をもっと住宅に採り入れようとして開発されたのがトップライト(天窓)です。 

起業家で発明家でもあったヴィルム・カン・ラスムッセンは1941年、太陽の光と新鮮な空気を住宅に採り入れるためのトップライト(天窓)を開発し特許を取得します。

                             

それから75年以上が経過し、今やベルックス社は世界最大手のトップライト専業メーカーとして日本を含め40か国以上でその製品が使われています。

ホチキスやセロテープ・キャタピラーといった名前は実は商品名(登録商標)なのですが、今や商品そのものの代名詞として定着しているように、欧米ではベルックスと言えばトップライトを指し示す言葉として使われているのです。

ベルックスの製品力

住宅にとって最も過酷な環境にあると言ってもいい屋根に設置される「天窓」に要求される技術やノウハウは複雑でメンテナンス対応も重要とあって、日本を代表する住宅資材メーカーを含めかつては20社ほどがトップライトを日本で販売していましたが、今では多くが自社開発をあきらめています。

 

中でもベルックス社の高い製品力が遺憾なく発揮されているのがLow-Eトリプルコーティングです。

 

夏の暑さが厳しい日本などでは「明るいのはいいが、暑くなるのは困る」という声が少なくありません。

そのために「光は通すが、熱は抑える」ことを目的に開発されたコーティングシステムがLow-Eトリプルコーティングで、この技術の採用によって、明るさを損なうことなく熱は30%しか通さない天窓が実現し、日本での普及に弾みがつきました。

 

強化ガラスの性能も秀逸で、かつてゴルフボール大の雹が降った千葉県で、ベルックスの強化ガラスは全く無事であったことが確認されています。

 

その優れた技術力は、本体10年・ガラスとシーリング部分は20年という長期保証をしていることでも自信のほどが伺われます。

 

トップライト(天窓)をインテリアとして楽しんでほしい

日本ベルックス社の柴田氏は「天窓は曇りの日こそ、その威力を発揮するのです」と言います。

その理由は、天窓は太陽の直射光を採り入れるためのものではなく天空光を採り入れるためのものだからです。

言われてみれば当然ですが、曇りの日でも日中の空は明るくなっている訳で、その天空光を取り入れることができるからこそ、どんより曇った日こそ天窓によって室内がぐんと明るくなるのです。

 

「キッチンや洗面所に使って頂くと、良さが分かりますよ」(柴田氏)

 

日本では住宅の南側は開口部が多いのですが、北側は開口が少ないことが多く、北に配置されることの多いキッチンや洗面所に天窓を配置すると、室内が明るくなるだけでなく、住宅全体の通風にとってもすごく良い影響が生まれるからなのです。

 

天窓は、省エネ効果があるのみならず、快適性を拡げる役割をも果たすインテリアアイテムなのですね。

充実した設計支援

「天窓をつけると、一体どの程度明るくなるの?」

消費者だけでなく、建築家からもそうした疑問が数多く寄せられます。

 

日本ベルックスは「採光シミュレーター」というシステムを使用し、簡単に三次元シミュレートができる最新の技術で設計支援を行っています。

採光シュミレーターについてはこちら↓↓

http://www.velux.co.jp/professional/architects/daylight-visualizer

 

日本では、窓を中心とした開口計画は東西南北の壁四面で検討されることが多いのですが、

「都市部など隣との境界が接近している住宅では、ぜひ空にも目を向けて頂き、天空の光や風を住宅に積極的に取り入れられるよう、五面で開口計画を考えて頂ければ嬉しいです(柴田氏)」とのこと。

 

「エコ住宅」でも天窓は活躍しますが、もっと純粋に自然を採り入れる一つの方法として、トップライトの果たす役割は大きいのではないでしょうか。

 

日本ベルックス株式会社
URL:http://www.velux.co.jp

 

取材後記

「曇りの日こそトップライト(天窓)による明るさを実感できますよ」と伺ったのは新鮮な驚きでした。

トップライトは天空の明るさを取り入れるからですが、冬場に太陽が短い欧州で使われている理由が分かりました。

冬こそトップライトですね。 (取材:上野)                                                                    

 

私が推薦します