プロの住宅レシピ 室内窓+背面鏡で広がりのある空間を生み出す居心地の良い洗面所

合同会社インクアーキテクツ
金谷 聡史

向かって左がリビング、右が鏡

洗面ボウル タイル 照明

洗面ボウルの正面はリビングにつながる室内窓

リビングから見える洗面所の空間。目線の先に鏡があり、広く感じる。

洗面所の入口

多くの洗面所は、鏡が正面についていて自分の顔しか見えない空間になりがちです。このケースでは、正面に室内窓をつけてリビングへ目線が抜ける閉塞感のない空間にし、洗濯などの家事をしながらも家族の気配を感じられるようにしました。とはいえ、身だしなみを整えるのに鏡は必要ということで背中側の壁に広く鏡を設置しています。この鏡は、洗面所で使うということだけでなく、リビング側の窓から洗面所を見た際にも、空間が広く感じられるという役割も果たしています。目隠しをしたい際には室内窓にブラインドをおろせるようにして、空間の使い分けができることも意識しています。またブラインドの設置部分も、ブラインドを取り付けるという用途だけでなく、大きいサイズにすることで飾り棚兼収納としての役割を持っており、限られた面積の中でも機能性と居心地が良い洗面所になっています。

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採用されている製品

洗面ボウル|アドヴァングループ
株式会社アドヴァングループ |ADVAN GROUP CO.,LTD.
合同会社インクアーキテクツ
金谷 聡史
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:トウェンティ600(TW-01011)

私の設計で置き型の洗面ボウルを採用する際は、この製品をほぼ標準仕様にしています。この製品はフチがポイントです。この洗面ボウルは置き型には珍しくフチが立ち上がっているので、水が下にたれにくい形状をしています。端までフラットなタイプはスタイリッシュですが、水栓をを操作する際などに垂れた水がカウンタ-に流れ落ちるなど実際に使ってみると気になることも多いのでこの製品を採用しています。
採用製品
タイル・モザイクタイル|名古屋モザイク工業株式会社
名古屋モザイク工業株式会社
合同会社インクアーキテクツ
金谷 聡史
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:イリーデ(IR-S-320)

このタイルは、製法に由来する色むら、光むらがあり、一つずつ表情が違うところが魅力です。このタイルは食器などに使う陶器と同じ焼成方法で作られており、家庭的な雰囲気や、食器によくなじみます。二つとして同じものがないので、自分だけの空間を創ることができます。
採用製品
建築金物・パーツなど|ボルツハードウェアストア
株式会社グラインダー (ボルツハードウェアストア)
合同会社インクアーキテクツ
金谷 聡史
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:RECESSED PORCELAIN SOCKET & COVER オリジナルレセップ

真鍮素材にこだわりがある施主さんで、この製品を採用しました。陶器のレセップに真鍮のカバーをつけたシンプルなデザインです。表に出る部分がミニマムなので空間に出しゃばらず、華美なデザインでないところが良く空間になじみます。
採用製品
合同会社インクアーキテクツ
金谷 聡史

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