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PERSIMMON HILLS architects

高円寺で活動する柿木佑介と川崎で活動する廣岡周平による、離散型かつ地域密着型の愉快な設計事務所。2人とも大阪出身。


住所: 神奈川県川崎市川崎区境町6-7-3

E-mail :persimmon.hills.architects@gmail.com
URL : http://www.persimmon-hills-architects.com

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作品集

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■ 羽曳野の光井戸

大阪でよく見かける築50年の建売住宅の改修です。住人は設計者の母です。これから老後を迎える母にとって平屋として生活できるように設計しました。

このような建売住宅は大阪にある長屋を参考に戸建化しています。大阪の長屋は奈良や京都の町家のように坪庭などを設けず、暗いことが特徴で、建売住宅もその部分は改善されず、間口が狭く、奥に暗い構成となっています。しかもおおよその住宅では階段が急勾配で高齢で2Fを行き来するのは無理があります。 

そういった問題を解決しながら母の老後を明るくするような改修を考えました。

構成は生活の中心となる広くて白いホールを1Fの中心に、その周りにキッチンや玄関、寝室設けました。2Fは将来出ていく可能性のある妹の部屋と息子家族が泊まりに来た時の寝室ともなる屋根裏としています。ホール以外の各室の仕上げはホールとの明確な差異を付けるため、既存の真壁を活かしながら色や素材のバリエーションを付けています。

施工は大工のいとうともひさと廣岡を中心に学生や素人、母を中心とした施工ボーイズというチームで取り組みました。施工技術は低くなるため、できるだけ簡易な方法で、ムラなど楽しめるような工法を採用し、工務店に依頼する場合では選択できない素材や仕様にチャレンジしています。

 

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用途:専用住宅

Photo: kenta hasegawa

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プロの住宅レシピ

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■ 大きな柱型・梁型で常に美しい空間を提案

新婚の施主ご夫婦は、徒歩圏内にあるお互いの実家との頻繁な行き来が想定されたので、母屋と離れのような住まい方をもとに設計しました。
通常、室内の仕上げは設備配線などを納めるために構造体に対して均等に嵩上げされることが一般的ですが、これにより空間のロスが多くなります。また、収納も空間の広さを圧迫する大きな要素で、将来的にも増えていく傾向にあります。そこで、内装計画の邪魔になりがちな柱型や梁型に、設備や収納を集めて、逆にそれらを大きくすることで価値転換を試みました。
室内に出っ張っている柱梁に収納や設備スペースを集め、効率的に大きな収納をつくりながら、その他の部分の仕上げの嵩上げを極めて小さくすることで、居住空間を広くしています。それによって生まれた窪みは、机やベッドを配置するきっかけとなり、そこに住まい手の居場所がつくられていきます。そして居場所からはすぐに収納にアクセスできるため、常に綺麗な状態を保つことができます。
また、収納扉や建具の枠などが空間に対してフラットに収まるようしっかりと設計されているため、無駄がなく、よりスッキリとした印象が際立ちます。
アイデアにより、常に整った広い空間が生まれ、親兄弟や友人が気軽に集まれるような場所となりました。