家づくりは楽しむ事が大事です。愛着が持てる、その人だけの、その場所だけの特徴のある家を造りたいと思って設計活動をしています。
日常の中に、生活を豊かにする魅力的な空間を提案したいと思います。
住所： 宮城県仙台市若林区石名坂95-10
E-mail
:gingaarchitects@gmail.com
URL : https://www.gingaarchitects.com/
■ SGH 丘陵地に浮かぶ屋根
豊かなランドスケープと建築が調和しながら混ざり合い、そこに緩やかなL型の大屋根が掛かる伸びやかな住宅である。
PHOTO:小関克郎
■ 空の矩形と軒下 / 山形の住宅
山形市中心部の密集地に立つ、軒下空間と空いた中庭から、ぽ...
■ 館のリノベーション住宅
築２５年のハウスメーカーによる軽量鉄骨造住宅のリノベーシ...
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仙台市中心部、細い私道に接する立込んだ狭小敷地に建つ３層...
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■ KTK 擁壁上の住処
仙台市内の擁壁上に立つ眺めの良い平屋の住宅である。 敷地...
■ L型住居の中心点 場面を展開していく階段
『SGH 丘陵地に浮かぶ屋根』の敷地はもともとひな壇のような高低差がありました。無理にすべてを平らにするよりも、建物の中に高低差を引き込み、スキップフロアのように展開していく家にすることで土地のもつ魅力が活かされると思い、プランニングしました。
その中で、肝ともいえるのが家の中心部に設けた緩やかな螺旋階段です。庭の植栽を囲むようにL型に配した建物の、2方向の付け根にあたる部分にこの階段はあります。段差を昇る、降りるごとに、ワークスペースやリビングなど違う空間が展開し、窓の外には庭からテラスへと旋回しながら景色が開けていきます。
家の中心部にあることで、どちらの方向の空間にも移動しやすく、階段が家や庭を集めてくるような感覚になります。
また、ただの通路ではなくそれ自体が居場所になるように通常の倍近く幅広のゆとりある設計をしており、段差に腰掛けて座ったり、上階ではリビングの小上がりのように過ごせる空間になっています。高低差が激しすぎると逆に生活しにくくなってしまうこともあるので、住みやすさにつながる段差を見極めることも必要でした。
庭に面した明るい階段の窓辺は猫の居場所にもなっています。
PHOTO:小関克郎