御影の家リノベーション

  • 玄関から奥のベランダまで、杉板貼の壁が一直線に貫く

  • LDKと個室を仕切る杉板貼の建具を閉じたところ

  • LDKと個室を仕切る杉板貼の建具を開けたところ

  • LDK奥から見返す、左側に個室、右にキッチン

  • 既存躯体コンクリート、杉板、ステンレス、タイル、白壁のコントラスト

  • キッチンはサンワカンパニーのステンレスキッチン、GAGGENAUの食洗機を組みこんだ

  • 狭い水周りは、洗面室と浴室を仕切る壁をガラスにして開放的にした

作品紹介

仕上、時間の対比
既存天井と一部の壁の躯体コンクリートを露出し、既存の硬くて冷たいコンクリートと新設のあたたかく柔らかい杉板貼の壁・床との差を強調している。
古い躯体コンクリートと新しい杉板の新旧の関係が、時間の経過に伴う経年変化の進行の違いによってゆるく混ざり合うことも意図している。
シンプルな対比の空間に、ステンレスキッチンやタイルのアクセントによって動きが出た。

杉板貼の調湿効果によってRC造のマンションの結露対策にも出来る限りの配慮をしている。

 

住みながら作り続ける住空間
竣工直後は無駄なモノのないシンプルな空間ですが、時とともにどうしてもモノは増え、時には人が増えることもあります。
生活しながら竣工直後の状態を維持していくのは大変なことです。
これは、住んでみないとわからないこれらの生活の変化に、あえて家具を後から作ることで空間をすり合わせていこうという試みです。
もちろんこの試みに完成はなく、ホームページを更新するようにいつまでも作り続けることになります。
まずはダイニングテーブル、続いてテレビ台、壁面収納とまだまだ空間作りは続いていきます。

建築前の土地

マンション購入時、解体前の現状

作品データ

所在地: 兵庫県 神戸市灘区

延床面積: 65.2㎡

建物価格: 2000万円未満

作品集

物件

■ 御影の家リノベーション

仕上、時間の対比既存天井と一部の壁の躯体コンクリートを露...