富岡園地公衆トイレ/くまもとアートポリス事業

作品紹介

<1999年5月 竣工>

くまもとアートポリス事業の設計競技を経て実際に建てられた公衆トイレ。
(入選当時は在学中であったため、実施設計及び現場監理はA.I.R(設計事務所/熊本市)と共同体を組み竣工に至る)

 

敷地は雲仙天草国立公園にあり、藍い海に細長く突き出た富岡半島・四季先岬公園内。建物を背にすると、恵まれた自然環境の中で美しい公園と周囲の景観との調和が堪能できる。

建物は国立公園に建つトイレとして、景観やプライバシーを確保しながらも、心地よい風が吹き抜ける開放感豊かな空間を目指した。

中央に1枚のRC壁が立ち、屋根には無垢の県産杉5.4mをダイナミックに架け渡し(RCへ串刺し状態)、柱や外壁が一切無い「やじろべえ空間」をつくりだした。トイレブースや目隠しルーバーも全て杉材を使用し、RC壁によって支持されている。(松本 健志)

作品データ

所在地: 熊本県 天草郡苓北町

延床面積: 65.22㎡

土地の形状: 傾斜地

建物価格: 3000~3999万円

作品集

物件

■ 宮地嶽の住宅

<2019年7月 竣工> 境内から玄海灘へ向かって真っ直ぐと延...
物件

■ 富岡園地公衆トイレ/くまもとアートポリス事業

<1999年5月 竣工> くまもとアートポリス事業の設計競...
物件

■ 四隅の家

<2014年5月 竣工> 130坪の敷地に「低く・広く住む」ことを...
物件

■ 下関の住宅

<2017年4月 竣工> 美容室、カフェ、webデザインオフィスが...