四隅の家

作品紹介

<2014年5月 竣工>

130坪の敷地に「低く・広く住む」ことをテーマとした住宅。

クライアントは計画以前より一定の土地を所有しており、そこへ縦動線を排除した横動線のみの「低く住まう」平屋建ての構想が始動した。

「広く住む」ために、敷地の広さを活かしつつ建築ボリューム自体はコンパクトにまとめ、視覚的&体感的に「広さを感じられる」空間を追及した。

結果としてLDKを敷地中央へ配置し、それを取り囲むように主寝室、子供室、和室、水廻りの4つの個室を寄せ集めたプランとなり、個室を繋ぐ廊下などは一切ない。

このプランでは同時に建物外側へ幾つもの余白を生み出し、7つの庭とアプローチが外構を形成している。設計段階ではそれら庭を起伏させるなど、リビングと庭の繋がりについて試案を重ねた。

竣工した建物中央のリビングに立ってみると、四方へ向けて敷地隅々に渡り視線が拡がり、敷地全体として住空間を感じることができる住宅となっている。 (松本 健志)

作品データ

所在地: 佐賀県 三養基郡上峰町

土地面積: 330㎡

延床面積: 187.65㎡

土地の形状: 平地

建物価格: 4000~4999万円

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