プロの住宅レシピ 雨にも濡れない 二世帯をつなぐ大きな軒

松本設計
松本孝充

大きな軒が、奥の親世帯兼仕事場へとつなぐ

親世帯へとつながる通路でもある玄関前。右側が駐車スペース。

建物正面外観。

夜間の様子。軒側から車を降りれば雨に濡れない。

夜間。大きな軒と植栽で柔らかく外部の目線を遮る。

『浦志の家』は隣に両親の住む家があります。両親の家は家業を継がれているご主人の仕事場でもありました。食事時などに家に戻ることなどを考えて、不便ではない動線が望ましい環境です。また、施主のご家族には雨の日でも濡れずに車から降りたいというご要望がありました。その二つの条件を考えて、設計したのがこの大きな軒です。
隣の親世帯には雨に濡れず移動できますが、閉じた通路でつなぐのとは違い繋がりすぎず、それぞれが独立した程よい距離感を保っています。車から濡れずに降りたいというご要望もビルトインガレージにするとかなりコストもかかってしまうので、駐車場を玄関前にして、軒側から車を降りる形にすることで解決しました。
大きな軒と植栽が外部の視線からも家を優しく守ってくれる居心地の良い家になりました。

PHOTO: YASHIRO PHOTO OFFICE

シェアする
松本設計
松本孝充

他の家づくりのアイデア

プロの住宅レシピ カテゴリ