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谷山建築設計室

日常生活に寄り添う普通さの美が大切だと思います。全体の調和と端正さを感じられて、人の手で作られたものならではの素材感や手触りを感じ取れ、時を経て味わいが増すような住宅をめざしています。 


住所: 東京都文京区根津1-19-2

TEL : 03-5814-8599
E-mail :info@taniyama-arch.com
URL : https://taniyama-arch.com/

作品集

物件

■ 大きな桜の家

敷地は三鷹市井の頭。井の頭公園につながる閑静な住宅街にある。

はじめて現地を訪れた時、敷地の4分の1を覆うほどの樹齢90年を越す桜の大木の迫力に圧倒された。先代から受け継がれた庭には、シイ、エノキ、モミジ、タイサンボクなど多くの木々があり、その様は野趣に富んでいた。建主は、その環境を壊すことなく木立に埋もれるような住まいと小さな離れを望まれた。

まず住まい(母屋)について。庭の樹木を残すため、既存家屋の建っていた位置と同じく西側道路に寄せて南北に長く据えることにした。南と北に棟を2つ配し、その二つを階段ホールでつないだ。

北棟はパブリック棟。玄関、居間食堂厨房、来客用の和室を。南棟はプライベート棟で、主寝室と書斎、個室を設けた。各部屋を桜に向けて配し、恵まれた景色を美しく切り取れるよう木製建具や欄間を設えたほか、デッキ、バルコニーなどによって庭とのつながりを深める工夫を施した。
一方の離れは、北東の桜の下に配置。渡り廊下で母屋とつないだ。

この小さな建物は、学者であり多趣味なご主人の愉しみの場。蔵書量を考えるとある程度大きな面積が必要だったが、老木の根を傷めないために基礎は最小限の範囲(4帖半)にとどめ、深基礎の深さを利用して半地下の書庫を設けた。地上部分の床は一部跳ね出して6帖を確保した。豊かな樹木が間近に感じられ、大きくのばした庇の下のデッキも内外をつなぐ役割を担っている。桜の下を巡る渡り廊下には藤棚を設け、ご主人のお母様が大切にされていたという古いフジを移植した。今では葉が青々と茂り、道行く人の目にも優しい目隠しになっている。

■ 久我山の家

敷地は井の頭線の久我山駅より北へゆるやかな坂道を上った台...

■ Pavillion H

敷地は大田区久が原。この辺りは昭和の始めに碁盤の目に区画...

■ 大きな松の家

千曲川の近く、りんご農園を営むご家族のための職住一体型の...

■ 逢瀬町の平屋

敷地は福島県郡山市。百世帯の集落の中心部に位置し、近くに...

■ 大きな欅の家

敷地は目黒区緑が丘。同じ敷地には数棟の建物と区の保存樹に...

■ 国領の家

敷地は調布市国領。子世帯とお母様のための二世帯住宅である...

■ 北小岩の家

江戸川区に程近い閑静な住宅街に建つ二世帯住宅。1階は親世...

■ 木蓮の家

敷地は葛飾区東四つ木。1階は親世帯、2階は子世帯の二世帯住...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 生活を彩るパントリー代わりの食器棚

この住宅では専用パントリーをつくるスペースの余裕がなかったため、その代わりになる全長2メートル、奥行き42センチの食器棚兼食品庫を造作しました。 2列4段の引出しと、一部開き戸収納という構成になっています。
今後生活スタイルが変わったときにも柔軟に対応しやすいように、敢えて大らかな扉割にしていますが、引き出し内には無印良品の整理ボックスがきっちり収まるよう計算し、1段1段の内寸をミリ単位までこだわって決定しています。また、この収納がキッチンとダイニングの間にあることで、空間に緩やかな仕切りができます。
ときに、カウンターの上に料理を並べてビュッフェ形式の夕食を楽しむなど生活に彩りも与えてくれます。

■ 要素を減らしスッキリ作る、狭小住宅の大らかキッチン

狭小住宅のLDKは、くつろぎの場でもあり、料理をする場て...