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■ 辻堂の住宅

◾️計画

短冊状に区画された間口が狭く奥行きが長い分譲地において、プライバシーと採光・通風に配慮しながら上方に生活空間を展開できる空間としています。1階は天井高さを抑えた落着く就寝空間、２階を生活の中心となるリビング、ダイニング、水回りなどが回遊できるようにプランニングされています。リビングから上がる屋上には、近隣の視線から解放されたルーフトップバルコニーを配していて、プライベートな庭を楽しむことが出来るように考えました。

◾️設計趣旨

限られた広さを最大限に生かすため、天井高さや床にレベル差、設置位置と開口の大きさの異なる開口部を有することで、空間的な変化や光の入り方など時間を感じながら生活できる場としています。狭い空間を有効に利用するため、机と階段、段差を使った収納など機能の併用やそこから見える素材（木・鉄・布（カーテン）・再生素材）を感じながら生活することで、視覚、触覚、嗅覚、環境問題などを感じながら生活が出来るように考えました。