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鈴木雅也建築設計事務所

人の本能的な感覚は昔から変わらないからこそ誰もが共感し、時代が変わっても古くならない家づくりを目指しています。知覚に心地良く奇を衒わずにシンプルな家は、生活に静かな彩りを与え、長く愛されてゆくのです。


住所: 千葉県松戸市仲井町1-99-3

TEL : 047-710-7537
E-mail :info@masayasuzuki.jp
URL : https://www.masayasuzuki.jp/

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作品集

物件

■ House in Hiroo 広尾の家

都内にあるマンションの一室のフルリノベーションである。
マンション周囲や敷地内には丁寧に手入れされた多様な樹木が生い茂り、都心とは思えないような豊かな自然環境が広がっていた。住戸は角部屋で北東南に窓があり、どの窓からも目線の高さに見える緑が印象的であった。そんな住戸が持つ潜在的な魅力を最大限に活かした計画を目指した。間取りの変更としては水廻りを住戸の中心に配置し、その廻りを回遊する計画としたことが大きなポイントとなっている。結果的にどの場所でも窓越しに緑を眺められ、住戸の端から端まで視線が通るので床面積以上の広さを体感できる。また風や光も澱まずに住戸内を抜けるので、住環境も飛躍的に向上したように感じる。既存アルミサッシ手前には木製ガラス戸を新たに設置し、遮音・断熱性能と内部空間の質を高めている。木製ガラス戸の裏に簾や木製ブラインドを設置し室内光量を調整しながら外の緑も眺められるように配慮した。床は椹の無垢材、壁と天井は漆喰塗など自然素材を使用し、アレルギー疾患を持つ施主の身体的な負担を軽減している。都内でありながらどこか山荘にいる感覚を思わせる落ち着きのある静謐な空間となったように思う。

 

PHOTO: 鈴木研一

■ House in Ichigaya 市ヶ谷の家

都内の密集地に建つ3階建ての住宅である。計画地は周囲をマン...

■ Welfare Facility in Goko 五香の福祉施設

五香の福祉施設は、生活介護事業所と放課後等デイサービスの...

■ House in Jiyugaoka 自由が丘の家

都内の閑静な住宅街にある低層マンション住戸のリノベーショ...

■ House in Kemigawahama 検見川浜の家

築40年以上のマンションの一室のリノベーションである。初め...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 分棟住宅で叶える、住宅地での開いた暮らし

敷地は公園に面した高台にあり、その立地条件を最大限に生かした住まいは、主屋と中庭、離れを南北方向につなぐ「分棟形式」によって構成しています。
駅に近く住宅が立ち並ぶ環境のなか、道路側に離れを設け、主屋を敷地の奥へ配置することで、プライバシーを確保しながらも、大きく開いた暮らしが実現しました。

この住まいで大切にしたのが「風を流す」こと。
高台という敷地環境から、気持ちのよい風が南北方向に流れます。その風の流れを遮らないよう、母屋の中庭側に面する大開口は全開できる木製建具を。公園側の開口には全開できるアルミサッシを採用し、住まいのなかを風が通り抜ける設計としました。風は、匂いや温度、音といったさまざまな知覚情報を室内に届けてくれるので、外で過ごしているような不思議な感覚が生まれます。

また、主屋と離れでは空間の性能や性格も異なります。
暮らしの中心になる主屋は、断熱性能を高めた重厚な空間に。床には無垢のフローリング、天井と壁には漆喰の小手塗りで仕上げ、反射する光のやわらかい質感を大切にしています。
リビングでは、敷地の高低差をそのまま生かしたスキップフロア構成で、実用性も兼ね備えます。
一方、離れはフレキシブルなスペースとして、木とガラスで構成した軽快でシンプルな空間としました。、将来的には地域に開いたコミュニティの場になったりと、時間とともに役割が変わっていくことを想定しています。
温熱環境や素材が異なる二つの建物が、中庭を介して一体となることで、暖かい場所、少し寒さを感じる場所、内のようで外の曖昧な場所など、多様な居場所を作り出します。

高気密・高断熱が主流となる中で、閉鎖的な建物になりがちですが、この住まいでは環境の違いが暮らしの刺激となり、四季の変化をそのまま感じられる現代的な住まいとなりました。

Photo: 鈴木研一

■ 曲面や斜めの壁が生む印象的なアプローチ

戸建てのような設えにして欲しいというのが、最初の建主から...