所在地: 新潟県 新潟市
作品紹介
「可変する1.8mの軒下」
地方の主要駅より2kmくらいに位置し、木造住宅やアパートが立ち並ぶ場所に、夫婦と子供3人の5人が暮らす木造住宅を計画しました。この場所は昭和30年以降に住宅地として急速に発展した地域で、古い建物が多いけれど利便性が良いことから土地が空くと新しい住宅やアパートが建ち、街はゆるやかに新陳代謝しています。
土地の所有者が変わる際に土地を分筆して細かく分けてから売りに出されるためか、道路に対して宅地の間口が狭い家が多くなり、道を歩いてみると駐車場や家の外壁が道路に迫っています。
稀に残っている既存の大きな宅地は、道路から離れて家が建ち、庭が道路に面しているので少しほっとします。
計画敷地も分筆された約幅10m×奥行35mの細長い土地です。
Photo : 鈴木亮平(DailyLivesNiigata)