腰越の家

作品紹介

のどかな里山風景と神社への参道に囲まれた住宅の建替え計画。既存の庭と松を活かしたいという要望に対して、雁行配置により建物と庭を市松模様のように描いている。

 

主寝室では腰掛け付きの窓で松と庭を切りとり、ダイニングでは裏山に咲く桜や紅葉が味わうために窓の高さをテーブルに揃えたりと、場所ごとに異なる外部の扱いや見え方の変化が、外部との多様な関係をつくる。

 

メインとなるリビング天井は庭に向けて片流れの勾配をとり、天井まで確保した開口を壁内に引き込むことで、外の光が天井面に反射しながら優しく奥へと導かれ、内外の連続性に奥行きを生み出している。

 

屋根は平面形状に合わせて切妻を切り替え、場所に応じて異なる棟の高さが山の連なりのように見える。外壁の杉板と相まって馴染みながら、周辺環境と暮らしに根差す建築となった。

作品データ

所在地: 埼玉県 小川町

土地面積: 766.48㎡

延床面積: 177.21㎡

作品集

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