所在地: 東京都 練馬区
延床面積: 88㎡
施工会社: RINZ
『マンションの中の本格茶室』
マンション住戸の中に江戸間で四畳半の茶室を設計した。施主は表千家で茶道に親しみ、自宅住み替えのタイミングで住戸内に茶室を設えることにした。求められたのは、お茶会を開ける茶室で、「真・行・草」の設えで言う「行」の設えでありつつ、比較的新しいマンションのインテリアとの調和である。
元々リビングに面した寝室だった部屋の壁と引戸を解体し、サッシやエアコンはそのまま活かしつつ、リビングに対して障子で開いたり閉じたりできる構成の茶室を考えた。障子を閉めれば客間としても使える茶室であり、障子を取り外せばリビングと連続する小上がりの和室となる。
茶室には床の間を設え、墨蹟窓を設けた。墨蹟窓は納戸との間の壁に開けられ、墨蹟窓の障子部分の意匠は施主夫婦の家紋をモチーフにデザインされた、施主友人からのプレゼントである。窓枠は竹材の曲げ加工とした。床の間に床脇は設けず、建具受けを兼ねる床柱は杉の面皮柱とした。リビングとの意匠のバランスも考慮し、シンプルで線の少ないデザインを心掛け、落とし掛けは省略し、床框のない踏込み床とした。
所在地: 東京都 練馬区
延床面積: 88㎡
施工会社: RINZ