菅沢の住居改修

作品紹介

東京から山形へ移住したご夫婦と三人の子どもたちは、まず夫の両親が暮らす日本家屋で仮住まいを始めました。
この家は、かつて蚕業を営まれていたという築140年の古民家に、約40年前の増築と度重なるリフォームを重ねたものです。実際に大家族で暮らしてみると、収納の不足や水回りの分散、冬の底冷えなど、生活の不便さが多く浮かび上がりました。
それでも、祖父母の子育ての支えが欠かせないこと、そして十分な広さと時を経た構造体を活かせることから、この家を二世帯住宅へと改修する決断に至りました。

 

施工会社の工夫と大工の確かな技術に支えられ、230㎡を超す住まいですが、予算を4000万以下に抑えることができました。多くの問題を抱えていた古民家は、現代の大家族にふさわしい機能と強度を備え、次の100年に向けて新たな歩みを始めました。

日本各地の家屋の多くは、度重なる増改築で原型を失い、現代の暮らしに十分対応できず、次の世代へ引き継ぐのが難しい状況にあります。残すべき原型と刷新すべき部分を見極め、適切に手を加えることにより、日本の住まいの原風景を守りながら、新しい暮らしの可能性を次の世代へつないでいきたいと考えています。

 

建築前の土地

作品データ

所在地: 山形県 山形市

延床面積: 236㎡

作品集

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