プロの住宅レシピ 階段と天窓の自然光で生まれる光の筒 『天窓の家』

株式会社MAEアーキテクト
前 真吾
階段 天窓(写真外上方)

写真の階段の上に天窓があり、光が降り注ぐ

シースルー階段と天窓で光の筒が生まれる

キッチン側から臨む

収納の上部にも天窓で採光部が設けられている

LDKを臨む

この住宅のエリアは第3種高度地区で、周囲の建物が高く、通常の窓からでは採光の面でやや不利な条件でした。しかし、自然光を感じられる明るい家にしたいと考え、天窓を様々な箇所に採用した設計としました。
キッチンや収納の上部にも天窓を設け、光が落ちるようにしています。南側の天窓には日当たりを調整するシェードなどは付けていますが、直射日光が当たっても歪まないように、収納の扉板などは最初から想定して板材を選択しました。
また、天窓の設計の中でも特に特徴的なのが、天窓とシースルー階段を組み合わせて生みだした光の筒です。3階の階段の上に天窓を設けて自然光を採りこみ、シンプルなシースルー階段で2階までその光を通して、明るさを届けています。階段スペースが光の筒になり、周囲を囲まれた2階の室内でも自然光を十分に感じられます。
また1階と2階つなぐタイル貼りの階段でも、登り始める時点で明るくなるのを感じられます。階段というと閉じた暗いイメージがありますが、天窓の光を感じられ居心地のよい場になっているかと思います。
住宅密集地などでも目線を避けながら光を採りこめるので、天窓とシースルー階段の組み合わせはおすすめです。

シェアする

採用されている製品

スチール階段|カツデン
カツデン株式会社
株式会社MAEアーキテクト
前 真吾
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:スチール製シースルー階段
カツデンさんの階段は昔から採用しています。階段のスペシャリストならではの技術力があり、信頼しています。施主の方からは、デザイン性のある見せる階段にしたいという要望を良く頂きますが、階段というものの性質上、デザインだけでなく構造や安全性、緊急時の避難経路としての役割をしっかりと確保しなくてはいけません。そんな時に、規格品としての安全性や実績をもちつつ、セミオーダーで様々なデザインやパーツの選択もできるカツデンさんは頼れる存在です。『天窓の家』の場合は2階から3階への階段を、天窓からの明かりを届けるシースルー階段で設計したのですが、構造上必ず階段の柱を立てる必要がありました。そこで立てる上で必要最低限の厚みだけの壁を設けて、そこに階段の柱を収める形で設計しました。規格の範囲でここまで厳密な対応ができるメーカーは他になく安心感があります。
採用製品
天窓/日本ベルックス
日本ベルックス株式会社
株式会社MAEアーキテクト
前 真吾
ここが私の評価ポイント!
ベルックスさんの天窓は、長い歴史があり、機能面もよく考えられていて安心感があります。結露受けなどについてもよく考えられていて、トラブルのない天窓です。他社製品と比較しても、一歩リードしていると言えると思います。住宅密集地など、通常の窓からの採光が十分に取れないような場合でもトップライトであれば自然光を取り込むことができます。北側に設置して直射日光ではない安定した明かりを取り込んだり、南側の場合は電動の遮光シェードとセットで設置して日射しを調整するなど様々なパターンで取りいれることが可能です。
採用製品
株式会社MAEアーキテクト
前 真吾

他の家づくりのアイデア

プロの住宅レシピ カテゴリ