プロの住宅レシピ 玄関にあるオブジェのような手洗い場

アトリエ エツコ一級建築士事務所
山田 悦子
洗面ボウル

フォンテトレーディングの大理石の手洗いボウル。1つ1つ柄も違い、高級で特別感を感じる製品。

照明による演出でオブジェのような存在感へ。

玄関ホールにトイレがある住宅。
1坪の中にトイレとコンパクトな手洗い場の設置を検討したものの、狭い場所での手洗いは、壁や床への水撥ねでの汚れやすさの懸念と心理的抵抗があり、「どうせなら広い場所で洗いたい」ということで、玄関横に手洗い場を設置しました。
玄関先のため、洗面所を「見せる場所」と位置づけ、1つのオブジェと見立て、美しい大理石のシンクを採用するなど、素材やシルエットの美しさにこだわっています。
便利さだけの追求だけでなく、「見せる場所」「見せない場所」を大切にし、見せる場所は特別感が演出できるよう、洗面台下には間接照明を、上からはピンスポットを当て美しく魅せました。
ちょうどコロナ禍ということもあり、玄関入ってすぐ手が洗えるのは感染予防の観点からも喜んで頂いています。
■Photo:Ota Takumi

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採用されている製品

Bagni(バーニ) / フォンテトレーディング株式会社
フォンテトレーディング株式会社
アトリエ エツコ一級建築士事務所
山田 悦子
ここが私の評価ポイント!
大理石なので1個1個柄も違い、特別感がある製品です。きっと世界で1つの柄(石)でもあるので、オブジェとして空間を作りたいときはおススメです。日本のメーカーですが、海外のようなデザインのものが多く、洗面ボウルからバスタブまで色々なものが取り揃えられているので、建築家としては満足しています。 大理石の製品は陶器の製品とは違いお手入れが難しい面があるので、予めご理解いただく必要があります。
採用製品
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山田 悦子

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