プロの住宅レシピ 愛着が湧く家のシンボル 扉兼エクステンションテーブル

Lenz Design
岡﨑 絢・金沢 将
塗料 棚受け金具

一見、壁のようにも見えるが、厚みのある造作の扉(建具)。エクステンションテーブルの機能も備える。下半分に畳まれたテーブル天板部分も見える。

玄関方向から建具側を臨む

エクステンションテーブルを立ち上げている状態(水色部分)

塗装オイル

こちらは水色のエクステンションテーブルはたたんだ状態

建具の丸いフレーム越しに見る仕事場、玄関方向

扉は、重要な部分でありながら愛着を持たれることがあまりないパーツだと思いました。開けるか、閉めるかの役割しかないというのも理由の一つかもしれません。
そこで『house AO』ではオリジナルの建具を作成し、折り畳み式のエクステンションテーブルとしての役割も与えて、シンボリックな存在にしようと考えました。
写真1枚目のようにこの建具はかなり厚みがあります。リノベーション前は襖4枚が嵌まっていた枠の溝を削って、分厚い一枚の建具が入るようにしました。その厚みの中に、テーブル天板を収めています。建具の下半分の折り畳み部分を持ち上げて、棚受け金具で固定すれば建具から立ち上がるテーブルに早変わりです。普段使っているテーブルと組み合わせて来客時にも広々使えます。(写真3)
一見壁にも見える建具ですが、ストッパー付きでちゃんと動かせます。将来、家族の人数変化や、2部屋をより連続して使いたい際に対応が可能な状態にしました。
上部にくり抜いた丸窓が、空間だけでなく、元々の和の要素とプラスされたの洋の要素をつないでくれ、この家の象徴になっています。

PHOTO: 森田大貴 Lenz Design

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