プロの住宅レシピ L型住居の中心点 場面を展開していく階段

Ginga architects
武田 幸司

L型の建物。Lの2方向が接する付け根の部分には大きな螺旋階段。

一段下の水回りのあるフロアから階段を昇るにつれ、ワークスペース(右写真)、LDK(左写真)と場面が展開していく。

フロアタイル キッチン天板

LDKとさらに段差を上がったロフトスペース。

間接照明

夜間の様子。猫も広々とした窓辺でくつろぐ。間接照明で美しい居場所になる階段。

洗面ボウル 水栓

玄関から一段降りたフロアにある水回り。

『SGH 丘陵地に浮かぶ屋根』の敷地はもともとひな壇のような高低差がありました。無理にすべてを平らにするよりも、建物の中に高低差を引き込み、スキップフロアのように展開していく家にすることで土地のもつ魅力が活かされると思い、プランニングしました。
その中で、肝ともいえるのが家の中心部に設けた緩やかな螺旋階段です。庭の植栽を囲むようにL型に配した建物の、2方向の付け根にあたる部分にこの階段はあります。段差を昇る、降りるごとに、ワークスペースやリビングなど違う空間が展開し、窓の外には庭からテラスへと旋回しながら景色が開けていきます。
家の中心部にあることで、どちらの方向の空間にも移動しやすく、階段が家や庭を集めてくるような感覚になります。
また、ただの通路ではなくそれ自体が居場所になるように通常の倍近く幅広のゆとりある設計をしており、段差に腰掛けて座ったり、上階ではリビングの小上がりのように過ごせる空間になっています。高低差が激しすぎると逆に生活しにくくなってしまうこともあるので、住みやすさにつながる段差を見極めることも必要でした。
庭に面した明るい階段の窓辺は猫の居場所にもなっています。

PHOTO:小関克郎

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