プロの住宅レシピ 家の空間を一つにつなげる構造現しの天井

Ju Design 建築設計室
髙橋 純也

どこからでも見える屋根の構造体が家全体を大きな一室としてつなぐ。

現しにした屋根の構造が、LDKを頂点に家全体に扇型に広がる。中心見えるのが「かぶら束」。

和紙壁紙 キッチン天板

キッチン側から窓方向を臨む。大きく広がるLDKの無柱空間。

必要な時には戸を閉めて個室にできる部屋。閉め切っても気配は感じらるように上部は開けている。

視線の流れを邪魔しないアールをつけた壁。空間が分断されないように意図した。

現(あらわ)しになった天井が特徴的な『一室の家』は施主の方がお母様と二人暮らしをされる家です。
最初の構想の時点で施主の方から、個室でお互いの生活に目が届かないような形ではなく、すべてつながった区切りのない空間でもよいという方向性が提示されました。
そこを発想の始点として、生まれたのが家のどこにいても感じられる屋根の形を活かした天井です。
家の四隅から頂点に向かって梁を走らせ『かぶら束』を中心に据える木組みの工法で、家全体を包む天井と柱を落とさない大きなLDK空間を実現しました。
そして区切りのない空間でよいとは言っても、それでは時として息苦しくなってしまうことも考えられます。 そこで天井はつながりながらも目隠しができるよう、パーテーションのような感覚で柔らかなアールを描く壁や、必要に応じて仕切る引き戸を設けました。
上部は天井まで伸ばさず開けて、つながりやお互いの気配を感じられるように仕上げています。

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採用されている製品

土佐和紙壁紙|ハウスシステム
有限会社ハウスシステム
Ju Design 建築設計室
髙橋 純也
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:光触媒 土佐和紙壁紙「トサライト」
『一室の家』では水回り以外の壁面すべてに土佐和紙の壁紙『トサライト』を採用しました。和の雰囲気がある家なので、自然の経年変化を感じられる素材を選定しました。過去にも使用したことがあり、風合いが気に入っています。将来的にメンテナンスが必要になった際には重ね張りや、上から塗装することなども可能です。 やや繊細な素材なので、お子さんがいる家庭などでは少し採用に検討が必要かもしれません。
採用製品
ステンレスキッチン|松岡製作所
松岡製作所
Ju Design 建築設計室
髙橋 純也
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:ステンレスワークトップ
松岡製作所さんの天板は造作キッチンの際はよく採用しています。最初はホームページなどを拝見して知り、お願いしている家具製作の方もいつも使っているということだったので、安心して採用しました。小口の現しのきれいさなどとても優れていると思います。
採用製品
Ju Design 建築設計室
髙橋 純也

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