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山田伸彦建築設計事務所

東京、宮崎の2拠点で活動している建築事務所です。
様々なタイプの建築設計ができる環境にあるため、多様な建築の引出しや経験をもち、また次の設計へとフィードバックできることが、わたしたちの事務所の特徴です。


住所: 東京都杉並区上荻ヤマキ産業ビル201

TEL : 03-5335-9555
E-mail :info@yamada-architects.com
URL : https://yamada-architects.com/

作品集

物件

■ 阿波岐原の家 01/宮崎市の住宅

宮崎市の住宅地に建つ2世帯新築住宅 阿波岐原の家


隣接敷地に同時期に親世帯(2世帯)と子世帯の新築住宅を依頼されました。
外部の素材や意匠を合わせることで2つの敷地が一体に見えるように設計しており、外構を 含めて統一感をもつように考えているが、親世帯の内部インテリアと子世帯のインテリアをそれぞれ要望・生活スタイル等によって変えている。


(親世帯_阿波岐原の家01)
当初敷地には100年以上を経過した古い民家にお住まいで、 それの改修を含めた検討を要望されていた。残す方向で検討したのだが、結果的には新築ということになった。
住まわれていた民家はどっしりとした骨太で、中心に大黒柱のある田の字型の建築で、今回の新築で間取りやスケールはこの民家を参照している。また、子供家族のほうもこの民家に愛着があり、生活スタイルを大きく変えたくないというような要望だったので、 新築なのだが、改修をするような感じで設計を進めた。ただ、やはり古いことによる不便さ (温熱環境やバリアフリ 一やプライベートの確保)の解消を優先しつつ、一部元の材料を使用しながら建築を設計した。子供家族のほうは要望からシンプルにインテリアをまとめ、 親世帯とは合わせてリニア構成で、両サイドにそれぞれのプライベートな空間を配置、世帯間の心理的な距離が得られるように考えている。



Photo: 見学友宙 / TOMOOKI KENGAKU

■ 阿波岐原の家 02/宮崎市の住宅

宮崎市の住宅地に建つ2世帯新築住宅 阿波岐原の家02 隣接敷...

■ 下北方の家02/宮崎県宮崎市の住宅

宮崎県宮崎市の木造2階建の新築住宅 宮崎市の中心市街地から...

■ 本郷の家/宮崎県宮崎市の住宅 リノベーション(改修)

宮崎県宮崎市の改修住宅 父親(亡父)が建築した家の記憶とし...

■ 瀬頭の家/宮崎市の住宅 リノベーション(改修)

宮崎県宮崎市瀬頭に建つ住宅のリノベーション 宮崎市の中心...

■ 界遠州(静岡県舘山寺温泉)客室およびトラベルライブラリー改修

星野リゾートの温泉旅館ブランド『界』の遠州(静岡県館山寺...

■ 大塚の家/東京都の住宅 リノベーション(改修)

東京都文京区にある築50年の集合住宅の内装改修計画   ...

■ 町田薬師池公園四季彩の杜ウェルカムゲート-東京都町田市の都市公園施設-

複数の公園等で成る、薬師池公園四季彩の杜エリアの核となる...

■ 丸山町の家/宮崎市の住宅

宮崎県宮崎市丸山町に建つ住宅   宮崎市の中心市街地...

■ 霧島町の家/宮崎市の住宅

 宮崎市の閑静な住宅街に建つ夫婦+子供の住宅。  全体と...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ アールの天井と重心の整理
~居心地の良い空間を生み出すリノベーション~

『瀬頭の家』は築約40年の鉄筋コンクリート3階建て住宅のリノベーションです。
2世帯が暮らす家で、1階が母親世帯、3階が子世帯、2階が共有のリビングスペースと水回りという構成でした。
その生活スタイルは踏襲したまま、経年劣化した部分の補修や断熱改修に加えて、内部のデザインやプロポーションの変更を行いました。
その中でも特徴的なのが、家族がみんなで時間を過ごすリビングです。既存の天井が少し高すぎて落ち着かないと感じたので、丸い曲面の木の天井を設けることで、包まれたような感覚で意識が内側に向くように意図しました。また、天井の木部と壁の境目でまっすぐのラインを生み出すことで、今までそれぞれの窓の高さの違いがあった空間の横のラインを整理しています。
さらに、窓辺のベンチやテレビ台、ダイニングチェアなどを40cmの高さで揃え、低い位置にも統一されたラインを生み出し、部屋の重心を下げることで落ち着く空間を作り出しました。

PHOTO: Nacasa&Partners 金子美由紀/Miyuki Kaneko