町田薬師池公園四季彩の杜ウェルカムゲート-東京都町田市の都市公園施設-｜建築設計事務所作品

山田伸彦建築設計事務所
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町田薬師池公園四季彩の杜ウェルカムゲート-東京都町田市の都市公園施設-

町田薬師池公園四季彩の杜ウェルカムゲート-東京都町田市の都市公園施設-

作品紹介

複数の公園等で成る、薬師池公園四季彩の杜エリアの核となる複合施設を整備し、認知度とエリア内の回遊性を向上させることが目的であった。エリアを1つの公園とみなすブランディングにより、エリアと施設の役割づけから計画し「集う」「ただ居る」ことができる建物（物販・インフォメーション、カフェ、貸しルーム・体験工房、ライブラリー）と全体のランドスケープ空間を整備した。

建築計画では、分棟とすることで集落のような一体感や、建物越しの緑や建物が重なって見えることで日本的な空間特性の“奥性”を感じたり、回遊する楽しみを提供できると考えた。

建物単体では、1棟で完結せず何棟かあることの相対的な建築の関係性を大事に考えた。また時間軸で考えた時にも同じ公園内に展開できるように再現（ブランド表現）しやすいよう、一般的で材料が手に入りやすいなじみの深い気妻の黒い杉板の外壁とした。

ヒューマンスケールの建築と少し大きいスケールの建築を組み合わせることで、ブランドの機能に合ったそれぞれの体験を提供できると考えた。すっきりと見せるために建築のディテールに配慮し、威圧感のないスケールで敷地全体に建物が散らばることで、様々な居場所ができ、その場所から見上げたり、見下ろしたり、いろいろな視覚体験もでき、全体のランドスケープと合わせて、歩く楽しみのある計画となった。

設計：山田伸彦建築設計事務所+株式会社スタジオテラ設計共同体

撮影：見学友宙／TOMOOKI KENGAKU、吉田誠／吉田写真事務所