中保町の家

作品紹介

築およそ70年の町家の改修である。

元々は卵屋兼住宅であった建物を週末住宅へコンバージョンしている。

大通りに面した環境であるため、平面的には道路面にセミパブリックな機能を配置し、奥に行くほどプライベート性の高い平面構成としている。

更に周囲より少しセットバックした環境であったため、エキスパンドメタルでファサードにもう1枚レイヤを重ねる事で道路との心理的な距離をとりつつ周囲の建物との壁面ラインを揃え調和を図った。

コンパクトな住宅であるが、何もかもを詰め込む方法では無く「週末住宅」と割り切る事でできたゆとりが、この建物らしさや魅力になっているように思う。

古い建物のため壁の傾き等はあったが、幸い躯体の状態は良かったため部分的に補強をしながら基本的には既存躯体をそのまま利用している。

中古建具や既存のサッシ・ガラス、既存の躯体など古いものも利用しながら、断熱や遮音等の性能面や設備機器にも配慮し新しい素材も混在させる事で現代の住まいとして成立させている。

当初はクライアントが京都を訪れた際の住宅として利用され、将来的にはゲストハウスとしての利用を想定している。

この場所がクライアントだけではなく、京都を訪れた旅行者にとっても愛される場となる事を期待している。

 

 

協働設計:STUDIO MONAKA 

PHOTO: 笹の倉舎   担当 笹倉 洋平

作品データ

所在地: 京都府 京都市

延床面積: 63.71㎡

施工会社: 三好工務店

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