所在地： 京都府 東山市
土地の形状： 平地
建物価格： 2000～2999万円
施工会社： 澤崎工務店
- 一級建築士事務所 アトリエ サラ
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京都の家
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周辺の町並みにも調和するファサード。木格子、引違いの木戸は風通しと柔らかな採光を得つつ、プライバシーを守る。
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木戸の先の通り庭。町家に根付く来訪者へのおもてなしであるとともに風の通り道にもなっている。玄関引戸はアンティークのテーブルを転用したもの。
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玄関上り框脇の下地窓。反対面には掛け障子がしつらえている。
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和室には階段箪笥を造作で設置。階段箪笥の金具は骨董屋で調達されたもので、エイジングの風情を添えている。簾はクライアントの家で代々大切にされてきた年代物。
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一段低くなっている土間キッチン前は無垢の彫込カウンターで、友人達の集いの場。正面窓は奥庭の緑と隣家の石垣が臨める、格好のピクチャーウインドウとなっている。
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2階は和室仕様のプライベートスペース。
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2階の窓外に設けられた日除の簾と木手摺越しに、伝統的な京都の町並みが広がる。
作品紹介
京都の町家で生まれ育ったクラインアントから出された最大のご要望は、町家のしつらえを踏襲してほしいというものだった。敷地はうなぎの寝床のような町家敷地と違い、広い南間口の恵まれた土地だったため、建物のプロポーションこそ異なるものとなったが、できる限り町家の風情、仕様を活かすことに腐心した。気候風土にも根ざした、町家の技と伝統を体現できる希少な機会を得た。
