所在地： 東京都 北区
土地面積： 50.03㎡
延床面積： 60.67㎡
作品紹介
外壁に荒磨きの焼杉を張り巡らせた2.73m×11.22mの細長い箱状の住宅です。 妻の実家近くの良好な住環境の中に土地を見つけ、狭いながらもそこに住む覚悟をもって設計の依頼をされました。 建主は大手メーカーのプロダクトデザイナー。要望のイメージ（立原道造のヒヤシンスハウスや茨木のり子の家）とはっきりとした好み（モダンデザインと素材感など）がありました。 敷地は細長く、建物の間口は一間半しか取れず、そこに廊下をとると人が寝られる居室が取れません。その状況でいかに個と家族の居場所をつくるかを検討しました。また、空間やプライバシーなどに大小、高低、明暗など多様なシーンを与え、筒状の空間が単調にならないことを心がけています。 耐力壁の配置を左右に振り分け、緩やかに各階の空間を三等分し、中央のスペースを1階は居間、2階は板の間とし、落ち着いた留まれるスペースとしました。そこから見えるスペースでは袖壁に隠れた位置に開口を配置し、光の入り具合を調整し、性格の違うスペースを目論んでいます。
作品データ
作品集
■ 花見川の家
造成地内の敷地は東接道で、南東側に視界がぬけます。ここに...
■ 千葉中央の家
正方形の平面に片流れの大きな梁をかけ、柱のない大空間のリ...
■ 野沢の家
東京・世田谷に立つ長屋。1階をファミリー向けの住宅2戸とし...
■ 練馬の家
かつて、ここには南に小さな庭と玄関をもち、住まわれたお宅...
■ 葛飾の家
建て替えによる二世帯住宅です。敷地の中心からアプローチし...
■ 逗子の家
「ここで育っていく子供達に、素敵な思い出をつくってあげた...
■ 鎌倉の家
神奈川県産の杉材など自然素材を活かし、スポーツマンのご主...
■ 佐久平の家
これは、長い都会生活の後に、田舎に終の住処を求めた老夫婦...
■ 駒込の家
コンパクトながら見通しの良い角地の敷地に建つ、地下１階地...
■ 藤沢の家
忙しいご夫婦とお子さんのための住宅です。敷地は海にほど近...