紙の上に吹き付けた卵殻パウダー。表面の粒子が際立ち、塗り壁のような陰影を醸し出します。それでいて天然素材ゆえの表面の不均一さが、光の複雑かつ自然な反射を生むことでマットな仕上がりに。

日本の住まいに欠かせない調湿性。卵殻の持つ気孔という微細な穴には吸放湿機能があり、台紙となる紙が持つ元々の調湿性との組み合わせで壁全体が機能壁に。紙の調湿性と塗装の質感とを一体にした調湿ペーパーです。

マヨネーズ工場からか排出される卵殻を乾燥させて粉砕しパウダー状にしたものを紙に吹き付けて製品化しています。資源を循環させ次世代へ貴重な資源を引き継ぐアップサイクル製品です。

エッグウォールに経年汚れが発生した際には系列製品のエッグペイントで上塗りするだけで簡単補修が可能。シートをはがす手間もゴミも発生せずに品質も維持できる、メンテナンス性にも優れた壁紙シートです。

卵殻の主成分は食品にも利用される炭酸カルシウム。その折り紙付きの安全性から保育園などにも採用されています。また卵殻は脱臭性能を持ち、壁全体で消臭を促進するためペットのいるご家庭にも人気です。

卵から生まれた、高性能塗り壁シート    日本エムテクス株式会社

エッグウォール

設計価格2,000円/M 
※幅95cm(有効幅92cm)

3

型番

5タイプ(エッグウォール、エッグウォールライト、エッグウォールソフト、エッグパルプ、エッグウォールシルクレイ)

カラー

エッグパルプ 4色展開
エッグウォールシルクレイ 2色展開

プロによる実名口コミ

3

PLACE一級建築士事務所

建築家/小川純一

2023年11月15日

『江古田の家』のLDKのテレビ裏の壁に質感とほのかな色味のアクセントとしてエッグウォールを使用しています。紙と塗り壁が一体化している塗り壁シートで、塗り壁よりもコストを抑えられます。その名の通り、卵の殻を使用して作られているので、天然の調湿性能が活きている点も魅力的です。

NLデザイン設計室

建築家/丹羽 修

2022年06月28日

この壁紙はとても質感がよく、住んでいらっしゃるお施主様もきにいってくれています。ビニルクロスにはない塗り壁に近いような安心感があります。たとえば珪藻土を例にとると、その言葉は有名ですが、いざ珪藻土って何か?と考えた時、珪藻土の素材そのものをイメージできる人は少ないと思います。一方、この壁紙の素材は「卵の殻」。一般の人が誰でもイメージできる身近な素材で、卵のあたたかみのあるこっくりとした色も優しい印象ですし、まず体にやさしい素材として間違いないとすぐに良いイメージを持つことができます。排出されていた卵の殻をリユースしてできた壁紙=環境に優しいものという印象も強く、お施主様もせっかくなら、すこしでも環境に良い取り組みに協力できればという想いで、クリーンな環境づくりへ貢献しているという気持ちにもなれるようです。

2023年11月15日

桑の木保育園の内装に

子どもたちが日々を過ごす保育園の内装に、手に触れても安心で優しい素材であるエッグウォールを採用しました。この壁紙は卵の殻からできていて、卵の殻が持つ自然の調湿効果や消臭性能を備えています。卵の細かい殻でできた壁紙は、漆喰や左官のような少し柔らかさのある独特なテクスチャーで、そこがまた木や石などその他の素材と組み合わさることで優しい雰囲気が加わり面白い表情になります。また、実際に採用してみて一番良いと感じたことは、室内の光が柔らかくなるという点です。細かな卵殻が壁紙に塗られているわけなので、その粒子の隙間は1面1面、1つとして同じ並びにはならず、その凹凸面に光が当たることで光は複雑に屈折し、やわらかい灯りに変化するという嬉しい効果も得られました。灯りの要素に嬉しい変化をもたらしてくれたことも良かったですが、やはり一番は「卵の殻」という誰もが知っている優しい素材でできていること。自然素材の安心感は子どもたちの過ごす空間にピッタリで、非常に気持ちのよい空間が生まれたと思います。

製品PR・特長

ビニールクロスに代わる選択肢を生み出したい。そんな思いで開発したのがエッグウォールです。卵殻という天然素材の持つ調湿性、吸臭性に加えて、その材質が生み出す質感。そのいずれも失わせることなくパウダー状に。それを紙に吹き付けることで「シートでありながら表情は塗り壁」という塗り壁と壁紙の中間をとった高性能塗り壁シートに辿り着きました。自然素材の家をローコストで実現する。新しいクロスの選択肢としてご提案します。

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