プロの住宅レシピ 枠のない窓が映す、静かな森の景色

藤山信博
狭小で変形した崖地という厳しい条件の中、「心地よさ」を追求して設計されたこの住まい。
視線の届かない崖上という立地を活かし、バスルームには大胆な大開口を設けています。
窓枠のないFIX窓が、緑を切り取ったような美しい眺めを生み出し、白いタイルの内装がその景色をいっそう引き立てます。入浴のひとときを、静かで豊かな時間へと導く空間です。洗面脱衣室はサービスヤードに面し、家事動線をコンパクトにまとめながら、採光と通風をしっかりと確保。
限られた面積の中で、自然とのつながりと機能性の両立を丁寧に実現しています。