プロの住宅レシピ 必要な時だけ現れる、無垢床に仕込まれたコンセント。

後藤組設計室
後藤智揮

コンセントに蓋をした状態のフローリング

蓋を開けると中にコンセントが隠されている

生活の中で、家電の電源やガジェットの充電、と、あちこちで必要なコンセント。部屋の端にしかないと長いコードが部屋をズルズル走って邪魔になります。かといって床用コンセントをフローリング上に設置すると今度は出っぱったり、見た目も気になります。そんな悩みを解決するための素朴な工夫です。写真のようにフローリングの一部をふた状にカットして床の下を箱型にし、コンセントを隠しています。使わない時は蓋をすれば周りのフローリングとなじんで段差もでないので、見た目がスッキリしますし、足元も引っ掛かったりせず安心です。設計の中で、フローリングは木のもつ暖かさや柔らかさを感じられる無垢材にすることが多いので、このように蓋をくり抜いた形にしても断面も違和感なくきれいなものになります。唯一気になる点としては、我が家(『高津の家』)もですが、蓋を開けると高確率で小さい子供が中におもちゃを隠して遊んでいたりすることです(笑)

シェアする
後藤組設計室
後藤智揮

他の家づくりのアイデア

プロの住宅レシピ カテゴリ