プロの住宅レシピ 視覚効果を駆使!ワンルームを感じさせないLDKのつくり方

イノウエヨシムラスタジオ
井上 亮
キッチン水栓 レンジフード

キッチン右には大きなパントリー

階段上から見たLDK 

右にはキッチンに大きな隠す収納、左には大きな本棚の見せる収納

素材や質感、色などの視覚効果を利用し空間を区分け

キッチンからパントリーを望む

玄関を開けると、玄関ホールなどはなく、すぐに天井高3.4mの開放的なLDKが広がります。
ワンルームの設計のため、キッチン、リビング、階段が同じ空間にありながらも、素材や質感、色などの視覚効果を利用して、繋がりのない区分けされた空間を感じさせます。また、空間全体が単調にならないよう、本棚や階段の板張り、天井、床のタイルなど全体の密度感も大切にしています。
天板を含め、マットなモールテックスで造作したキッチンは、素材感を大切にした住宅の雰囲気を守ります。汚れに強く、掃除もしやすいキッチンです。ワンルーム住宅では収納も重要です。パントリーやキッチン下の「隠す収納」と、桜が見える窓と組み合わせた壁いっぱいの本棚は「見せる収納」とし、収納にもメリハリを持たせました。特にキッチンの背面収納は収納力が高いため、お子様のおもちゃなどの収納場所としても活用されています。
本棚に並ぶ窓から見える桜並木は、絵画のように美しく切り取られ、そのほかの窓も高さやサイズをランダムにすることで空間にリズムを与え、朝・昼・夕と違う光が楽しめるLDKです。

Photo:渡邊 聖爾

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