プロの住宅レシピ 風と光と時間が流れる階段室

狩野一貴建築設計事務所
狩野一貴

木製ルーバーの上左側の壁面には開閉可能な窓があり、光を採りこむだけでなく換気も可能

日中の階段室

夕方の階段室 夕陽の色が階段室に差し込む

早朝の階段室 淡い青色の朝の光が落ちる

階段室上部ルーバー部分アップ 側面の開閉可能な高窓からの光と空気が通る

この階段室には光と風と時間が通ります。開閉可能なハイサイドライト(高窓)が壁面上部に設けられていて、明り採りと通風の役割を果たしています。
地窓も設けられているので、下から上に風が流れ換気を行えます。階段上部の明り採りというとトップライト(天窓)をイメージされる方もいるかと思いますが、降雪量が多い地域ではトップライトは雪が積もり明かり採りとして機能しなくなってしまいます。そこで『荻布の家』ではチェーンを引いて開閉可能なハイサイドライトを選択しています。
またこの階段室では時間の移り変わる様も感じることができます。ハイサイドライトを通して早朝、日中、夕方と様々な時間帯の自然光が差し込み、青みがかった静かな空間、白みがかった軽やかな空間、オレンジがかった温かな空間と変化していきます。
この階段は仕事なども行う1階の個室と2階のリビングスペースをつなぐ場でもあり、自然光による演出が気持ちの切り替えを促してくれます。

PHOTO: dot DUCK株式会社 内山昭一(1枚目)
PHOTO: 狩野一貴建築設計事務所(2~5枚目)

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