プロの住宅レシピ 使いやすくて部屋もすっきり しまえる書斎

いろは設計室
橋垣史子
フローリング 把手

リビングダイニング。写真奥の引き違い戸が閉じていて書斎の存在は見えない。

引き違い戸を開くとしまわれていた書斎が登場。

書斎コーナーアップ

普段は開いたままでも様になる

ランプシェード

書斎を含む収納スペース。

昨今、在宅勤務への対応や、趣味や事務作業のために書斎が欲しいと考える方は多くなっています。しかし、専用の部屋を設けるとなると面積的に難しいこともありますし、家族の気配を感じにくくなってしまうこともあります。
そこで、完全に区切られた部屋ではなく、LDKの一角に様々な用途に使えるスタディコーナーを設ける、というご提案をすることが多いです。
形はそれぞれの家族の暮らし方により様々ですが、『河口湖の家』ではリビングに「しまえる書斎」をつくりました。引き違い戸を開けると現れて、普段は飾り棚の一部のように開けておくこともできますし、閉じれば扉の中に隠れます。
趣味などで日をまたいで作業したい時も出しっぱなしは気が引けますが、このスペースであれば扉を閉じればすっきり目隠しできます。
一部屋を丸ごと書斎にするよりも、暮らし方が変わった時にも対応しやすくおすすめです。

PHOTO: 小泉一斉(1~4枚目)

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採用されている製品

フローリング(国産無垢・無垢・挽き板)
前田木材株式会社
いろは設計室
橋垣史子
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:赤松(節なし)

『河口湖の家』のフローリングは前田木材さんの赤松を採用しました。赤松は扱っているところが多くありません。施主の方が節が嫌いな方だったので、節無しの赤松を選択しています。価格は節ありより少し上がりますが、希望通りの仕上がりになりました。赤松の木は固すぎず、柔らかすぎず、心地よい踏み心地です。
採用製品
オリジナル金物|上手工作所
上手工作所
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橋垣史子
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:真鍮 細ハンドル

上手工作所さんの把手は気に入っていて何回も採用しています。最近は、少しずつ真鍮の把手を扱うところも増えてきていますが、この製品のようにシンプルで細身な把手は、他にはあまりありません。真鍮は経年変化があり、年を経るごとに味わいが生まれるので魅力的な素材です。その素材感とデザインのよさに対して価格も取り入れやすく、おすすめできる製品です。
採用製品
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ここが私の評価ポイント!
■採用作品:L2

ガラスのランプシェードは、ガラス作家の大谷佳子さんの工房の作品です。質感がとても好きでよく採用しています。特に私が好きなのはシンプルなL2というものなのですが、マットなガラスで消えているときもついているときも美しいです。 金具とガラスの接する部分も、こんなにすっきりしているものは他になく、きれいに仕上げるにはかなりの精度が求められる形状です。電球もシェードの奥めに位置するので眩しくなく、機能も質感もデザインもとても秀逸です。
採用製品
いろは設計室
橋垣史子

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