プロの住宅レシピ 宇宙船がコンセプト 凹レンズの丸いトップライト

安藤祐介建築空間研究所
安藤祐介
チェア

光が届く明るい室内

室内から空を見上げる

水栓

複数の丸いトップライトの光が室内に届く

空の色の変化を感じられる

凹レンズのトップライトある屋根

平屋の木造住宅を改修したこの家は、コンセプトととして、異郷人の家族を乗せた宇宙船が地球に着陸し、今度は家族を守る家として役割を果たしているというストーリーを持っています。このコンセプトに沿ったデザインやマテリアルの選択をして改修を行いました。
改修前の建物は平屋で天井が大きく、家の真ん中に自然光が入らないため、暗い印象がありました。そこで、周囲が田園地帯で平屋でも上からの目線が気にならない立地なのを活かし、トップライトを複数設けて家の中に自然光を届けることにしました。
宇宙船というコンセプトに沿い、普通のガラスではなく凹レンズのものを特注で製作しました。元々は魚眼レンズのように宇宙船の外を確認していた窓だったというイメージです。機能面としても凹レンズは光を広げるので太陽光を拡散しながら柔らかく届けてくれます。すりガラスとは違い透明性が確保できるので、レンズ越しの面白い空が見られます。
紫外線カットの合わせガラスと削り出しのアクリルレンズに金物工の手作りのステンレス枠、とかなり手の込んだトップライトですが、ここにしかない、家の個性を決定づけるシンボルになったと思います。

PHOTO: Taisuke Tsurui, Yusuke Ando Architects
Drone shooting : Yusuke Ando Architects

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