大きなガラス窓の家

作品紹介

海外生活経験を持つ住まい手から、のびのび・広々とした住まいが欲しい……とご希望を頂いた。

なんでも、東アジアの方では100坪の家にメイドさんがいて……みたいな生活が海外赴任者には普通らしい。日本では実感のない話だが、幸いにも敷地の近くには山も畑も池もある。自然豊かな地の利を活かし、それらを借景にして、大きなガラス窓を通じて屋内と屋外に一体感を持たせ、床面積以上の広さを感じながらのびのびと暮らせる住まいを計画した。
構造材は紀州材。3・4・6メートルの山の玉切り寸法を基準としたものを使う。町と山の連携がうまくいかないと山の環境にも貢献できないし建物も経済的にはならない。木材は厚く・太く・大きいものを使い、吸・放湿性等の特質が存分に生きるよう室内にあらわし仕上げとした。この方が耐久性にも有利だ。1.5メートルを超える長い軒の出で太陽光を充分に制御し、大きな開口部でしっかりと風の通り道を確保する。使用した材料は木、土、石、紙などの自然素材。床、壁、天井はいずれも外断熱の通気工法になっている。

 

 

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作品データ

所在地: 和歌山県 海南市

土地面積: 411㎡

延床面積: 179㎡

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