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日本のアニメは世界中で人気を博していますが、ヨーロッパではイギリスやドイツなどのゲルマン系諸国ではそれほどでもなく、フランスやイタリア・スペインといったラテン系諸国の方が人気が高く、各国で大規模なアニメイベントが毎年開催されています。

中でもフランスは、かつてロートレックやモネ・ゴーギャンなどの画家が浮世絵に強い影響を受けて以来、日本文化全般への関心が高く、アニメや和食・ファッションなど分野ごとにさまざまなイベントが開催されています。

先ごろ逝去された高田賢三氏に、パリ市長を始めとする各界から弔意が示されたのも記憶に新しいですね。

そのフランスのオルレアンで、１０月１６日から来年３月７日までの予定で、日本の建築家を紹介する「かたちが語るとき　ポストバブルの日本建築家」展が開催されます。

日本の３５名の建築家の作品を紹介するもので、当初はパリを中心に開催予定だったのですが、新型コロナの影響でオルレアンでの集中開催となったものです。

世界で活躍する日本人建築家は数多くいますが、それも優れた建築家を生み出す分厚い土壌があればこそであり、優れた建築家は日本にはいくらでもいると言っても過言ではありません。

お膝元の日本でも「建築家と創る家」にもっと関心が集まるきっかけになってほしいですね